textile n+R

百思百布

国を越え、時を越え、私たちの手元に集まった布たち。どの布を手に取り眺めても美しい。それははるか遠い国の織り手や作り手たちからのメッセージでもある。一枚の布は多くのことを私たちに語るだろう。過ぎた時間、彼の地の太陽、風のにおい、雨の余韻、そして秘めたる思いや願いを。
中国から遥々シルクロードを越えヴェネツアで花開いた、金糸・銀糸のダマスク織り布。精緻な刺繍とも見まごうラオスの浮織り布。インダス文明に端を遡るインドの染め布。ヴェネッアの光と影が交錯しているような染め布。少数民族の練いには切なる祈りがとめられている。さらには藍布。世界中に藍の染め布は存在するが、日本の藍布はなかでもとくに美しい。
長い時間をかけて集めたこんな布たちを方形に縫い合わせることで、布のいのちをもう一度蘇らせたらと思った。どんなちいさな端裂でも、丹念に手で織られ、染められた布には自然の恵みが宿っている。


(終了しました)代官山蔦屋書店 工芸青花フェア

開催中 12月下旬まで
open 7:00 - 26:00

東京都渋谷区猿楽町17−5
http://real.tsite.jp/daikanyama/



(終了しました) 百思百布展:工芸青花ギャラリー

8月30・31・9月1・2日(木金土日)※8月30日は青花会員と御同伴者のみ
9月6・7・8・9日(木金土日)
9月13・14・15・16日(木金土日)
open 13:00 - 19:00

東京都新宿区横寺町31-13 一水寮101(神楽坂)
www.kogei-seika.jp/gallery/


textile n+R お問合せ:nuno@textilenplusr.net

中村 夏実

1969年頃から織物に携わり、美大卒業後は小学校で美術教育に関わりながら 染織を続ける。2007年からカンボジアの工房の人達と一緒に布作りをしている。

林 礼子

お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程修了。大学時代より織りを始める。その後、仕事のため織りから離れるもまた再開。数年前から栃木県益子で和綿の種を植え、収穫し、糸に紡ぎ、藍で染め、その糸で織っている。




写真/大屋孝雄




写真/大屋孝雄